ジェンダーフリーとは?どの様な意味の言葉なのか?などジェンダーフリーの概要を説明します。

■「ジェンダーフリー」は日本の造語

「ジェンダーフリー」は英語通りに訳すと「性差からの解放」。単純に考えると、社会の中における男女間の格差を排除すること…というように捉えられるわけですが、この言葉は当初アメリカで最初に使われたときと日本での使われ方に根本的な意味の違いが生まれてしまい、現在では日本独自の造語的な意味合いを持つ言葉として存在します。アメリカで同じ意味のことを表現する言葉は「ジェンダーイクオリティ」「ジェンダー・バイアス・フリー」などであるとされ、「ジェンダーフリー」では意味が通じないことが多いようです。ここでいう「性差」の捉え方について、学術的でなく素人の頭で考えても「男女には身体的差があるのにもととも格差を無くすなど不可能では?」とか「違いを尊重して生きていけばいいのでは?」なんて感じたりしますから、扱う問題自体がかなり深いし、解釈も少しずつ分かれていくのだろうと思われます。では、日本で現在、一般的に使われている「ジェンダーフリー」とはどういう意味なのでしょうか?

■「ジェンダー」とは生物学的性差のことではない!
「ジェンダーフリー」の解釈には、学者や運動家によって少しずつ違いがあるのですが、まず、ここでいう「ジェンダー」とは、生物学的な「性差」のことではなく、「社会的、文化的性差」のことを指します。様々な枝葉の違いを無視してあえて分かりやすくいうなら、「社会の中で、男だからこうあるべき、女だからこれはいけない、というような、歴史的あるいは固定的な認識、役割分担を押し付けない」という意味です。「ジェンダーフリー」の考え方は、単純な男女平等論とは一線を画していて、「男女差で役割やものの考え方を分けるのではなく、個人の個性を尊重しよう」「社会の単位は男女ではなく個人である」という積極的な捉え方をしたほうが、その意図を理解しやすいと思います。

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